100歳まで歩ききるための関節を守る正しい歩き方

もも裏歩きとは?

もも裏歩き

私は、18歳の時から整骨院に勤務し、様々な症状の人を見てきました。

24年間施術してきて、いくら良くしても悪く戻ってくる患者さんを目の当たりにしてきました。

ちょうど10年位前になります。多くの人を治療する中で、気づいたのです。
歩き方が身体を悪くしてることに。

私自身は歩き方が良く、O脚もありませんし、腰痛もありませんでした。
でも、私の歩き方の何が良いのかはわかりませんでした。

でも、悪い歩き方をしている人はわかりました。
自分の歩き方と、色々な所が痛くなる人の歩き方の違いを日々研究しました。

ついに2013年、良い歩き方というのはどういうものなのかを
理論的に確立することができたのです。

2019年5月 この歩き方の理論をまとめ、本を出版しました。

その時に【もも裏歩き】という名を付けたのです。

関節を守ることに特化した歩き方

世の中には様々な歩き方があります。色んな人がそれぞれ違う歩き方を推奨しているのです。

医師・モデル・インストラクター・スポーツトレーナー・芸能人・ヨガインストラクター

カロリーを消費を促すもの。筋力を増やすもの。スタイルを良くするもの。美しく魅せるもの。

多種多様です。私は、柔道整復師であり整体師でもあります。今までに12万人以上の人を

治療してきました。その中で決定づけられたことは、関節を守ることの出来ない歩き方以外は、

すべて間違った歩き方であるということです。

関節が悪くなれば、筋力が付くはずもありません。痛みが出れば、歩くことさえ遠ざかります。

正しい歩き方は世の中で一つしかないということなのです。

その歩き方を示す教材も、メディアも、人も存在していませんでした。

それには理由があります。ウォーキングと称して教える指導者が、関節が悪くなっていく過程を

何も知らずに教えているのです。過程というのは、関節が悪くなって、どの筋肉が衰え、どこの関節が固くなり、どういう順番で人が衰えていき、最終的に歩けなくなるのか。

トレーナーやインストラクターが知るはずもありません。若い人だけを相手に指導し、実際に一人の体を追跡して、実際に触り、筋肉な関節の状態を把握したことはないのです。

医師ならどうなのか?実際の医師にそんな暇はありません。レントゲン所見で悪化する関節の経過は追っていますが、筋肉の状態や、他の部位にどこまで波及しているかまでは、把握できないのが現実なのです。

衰えていく順番を知ることこそ、予防につながる

【もも裏歩き】を開発する中で、人がどのような順番を経て、老いていき、関節を悪くするのか?

このことについて長い間考え続けました。そのヒントをくれたのが、全身治療です。

全身を治療することにより、腰が悪くなればどこが衰えるのか、膝が痛くなればどこが衰えるのか?また、腰や膝が痛くなる最初の原因は何なのか?痛み前、体にどんな変化があったのか?

人が老いるという現象について、その理論を順序立てて説明できるようになったのです。

これがどういうことなのか?と言いますと、自分が次に痛くなるところを痛くなる前に予防できるということにつながるのです。100人中100人が、自分の体がどうして痛くなったのかを知りません。知っていたとしても、医師に言われた、変形しているから、関節の間が狭くなっているから、炎症を起こしているから、老化現象だから、筋力が足りないからなど、とても大雑把な理由しか聞かされていないので、知りもしないのです。

そして、「膝の悪い人はスクワットをしましょう」と、テレビで言えばそれを試し、「踵落としが良い」と雑誌で見ればそれを試すのです。しかし、膝が悪くなるずっと前から、最初に衰えているところがある事を知らないのです。ですから、安易な情報からそれらを実践したところで結果は出ずに、また違う情報を求めるようになるのです。そうしている内に、ますます関節は悪化していきます。

より早く最初の原因を知ることで、関節の摩耗や変形を防ぐこと可能になるのです。ですから、もも裏歩きウォーキングの講座では、座学をしっかり行い、体のどこが最初に衰えると、次々と他の部分も悪くなるという事を説明しています。

つまり、人間が二足歩行である限り、最低限知ってほしい体の使い方から教えるのです。

なぜ、今、必要だと考えるのか?

人生100年時代と、簡単に言っています。

【言うは易し行うは難し】この言葉が一番当てはまるのが、100年時代をどうやって健康に生きていくのかなのです。終末の10年寝たきりであれば、その人生は幸せだったと思えるでしょうか?世の中では健康寿命を伸ばせ伸ばせと言っていますが、悪い言葉ばかり生まれています。

「ロコモティブシンドローム」「フレイル」「サルコペニア」など、それぞれを日本語でいうと、「運動器症候群」「高齢による衰弱」「筋肉減弱症」です。そして最後には「廃用性症候群」といわれる病名がつくのです。英語では「ディスユースシンドローム」と言います。この言葉はまだ聞き慣れないですが、常用語になる前に一人一人が、なんとかしていかなければならないのです。

医療費においても、誰が考えたって足りる訳ありません。どんどん国の借金も増えています。  「国民皆保険制度」制度があり、世界一恵まれている国かもしれません。その代わり長寿国という国の財政を圧迫せざる負えない制度とも言えるのです。今はまだ、高額医療費で手術代や入院費は戻ってくるかもしれませんが、これがいつ廃止になってもおかしくないのが現状です。

一人一人が本当に健康でいることを、意識しなければならない時に来ているのです。国の斡旋は、がんになる前に検診、生活習慣病になる前の検診、内臓疾患になる前の検診ばかりです。そもそも運動器に関する検診も無ければ、対応策もはっきりとは見出すことができていないのです。

その一縷の光として存在するのが、正しい歩き方ではないかと考えます。水泳や水中ウォーク、ジムでの機器を使った筋トレ、健康体操、ヨガ、太極拳、ストレッチ、などの健康法を行ってきた人もたくさんいます。しかし、一向に関節疾患で苦しむ人は増えるばかりでいるのです。

もも裏歩きとは、どういう歩き方なのか?

世の中の90%の人は、足を前に出して歩いています。一般的な歩き方との最大の違いは、真逆の足を後ろに引いて歩く歩き方なのです。足を前に出している限り、使われない筋肉や伸ばされない筋肉が多数あります。筋肉だけではなく、関節の動く方向さえも偏ってしまうのです。

足を後ろに引く?前に出さなきゃ進まないじゃない?そんな風に思われる方もたくさんいると思います。しかし、足を前に出す動作より、引く動作のほうが効率的であり、健康的なのです。

足を後ろに引くとは、足の裏側の筋肉をたくさん使うことです。お尻、もも裏、ふくらはぎ、足裏など、すべてを使うことが出来ます。一方、足を前に出して歩いていると、それらの筋肉を使わないで歩くことになるのです。足が弱って当たり前なのです。

つまり、体より足を後ろに運ぶことを意味します。しかし、これが出来ないのです。やろうとしても出来ない人がたくさんいるのです。なぜでしょう。それは、足を言いて歩くことと、姿勢が深く関わり合っているからなのです。

姿勢が悪い=足を後ろに引くことが出来ない

こんな現象が起きてくるのです。このホームページのブログでは、様々な視点から健康に関することを書いていきます。常識と思われていることが、間違いであることもたくさんあるのです。その一つに、足を前に出して歩くことも常識と思われてきた間違いと言います。

もも裏歩きをすることで、どうなっていくのか?

難治の病や、大きな病気、不慮の事故、そうでない限り、一生自分の足で歩くことが可能になると考えています。もちろん、老衰により内蔵の機能が全体的に衰弱し、亡くなる何ヶ月前からは無理かもしれません。しかし、関節と筋肉を守り抜くことで、限りなく一生歩き続ける可能性は広がるのです。

痛みは、著しく生活の運動量を低下させます。運動量の低下は、心肺機能や内臓機能を衰えさせます。痛みなく動き続けていることが、一番の老化予防なのです。

もも裏歩きを体得し続けるということは、「関節の変形予防」「筋力の維持」「可動域の維持」に繋がります。その結果「体力の維持」「骨密度の維持」「内臓機能の維持」「気力の維持」など様々な面でプラスに働いてくれるのです。

この正しい歩き方である【もも裏歩きウォーキング】が、多くの人に伝わり、すべての人の健康維持に役立つことが、この協会の目的でもあるのです。