歩く事を心がけている人は多いですが、
歩き方を意識する人は、ほとんどいません。
人は必ず歩いて生活しているのに、なぜ歩き方を意識する人が少ないのか?
人は、勝手に歩けてしまうからです。
自分の体が老いて、歩くことに頑張りが必要な人以外なら勝手に歩けてしまうのです。
勝手に歩けてしまうからといって、惰性で歩くことが、のちのちとんでもない非常事態を生むであろうことを誰も知らずに生活しているのです。
・歩く歩数を数えている人は多いですが、歩き方を意識する人は、ほとんどいません。
・歩いた時間を計っている人は多いですが、歩き方を意識する人は、ほとんどいません。
・歩けば健康になると思っている人は多いですが、歩き方を意識する人は、ほとんどいません。
他に例えるなら、どうなるでしょう?
・早起きしようとしているのに、目覚ましのかけ方を知らないようなも
・バッティングが上手くなりたいのに50メートルダッシュを100本やるようなもの
・公式を知らずに、数学の難題を何時間も解くようなもの
本当の正しい歩き方を知っている私から見れば、それくらいに、知らないで歩いていることが無駄であり、勿体ないことだと感じるのです。
魅せる職業でないことも要因
我々一般人は、モデルでもなければ、芸能人でもない。人に見られる職業で無い限り、立ち居振る舞いに対して無頓着になってしまいます。
そうかと言って、モデル歩きを推奨しているわけではありませんし、元キャビンアテンダントが教える女性の魅力を引き出す講座が良いと言っている訳でもありません。
むしろ、モデル歩きは悪い歩き方の例と言っても良いでしょう。
こちらのYouTubeでも理由を説明しています。
見られている訳でもないんだから、どうだっていい。という方もいると思いますが、そうは言ってられない時がやがてやってきます。腰痛であれ、膝痛であれ、股関節痛であれ、間違った歩き方をしていれば、悪化していくことは目に見えているからです。
これは、26年間に渡り人の体を触って、治療してきた私が断言できることだからです。
筋トレとストレッチが一番でしょ?
歩き方を意識するよりも、筋トレで筋肉を付けて、ストレッチで関節の柔軟性を高めることの方がよっぽど効果的なんじゃないか。そう思われる人も多いかと思います。
はっきり言いましょう。そこら辺のトレーナー達とは見えている視点が違うのです。
確かに筋トレで筋肉の強化はできますが、歩き方に応用できていない。
確かにストレッチで体の柔軟性は出せますが、続ける人が少ない。
これらのことも考えられますが、本当に重要なことは、筋力強化や柔軟性向上だけでもは、一生涯、体の関節を守り抜けないことにあるのです。
だから、筋肉モリモリでも腰痛になっていますし、すごく体が柔らかくても膝が変形しているのです。
筋力も柔軟性も大事です。決して無駄とは言いません。ですが、普段の生活で応用が利かなければ意味がないのです。関節に重みが掛かっている時の体の使い方こそが重要なのです。
体重が乗り続ける歩くという行為は、自分自身の健康に関係してくるのです。下手すると、歩いてない人の方が、関節を痛めていなかったかも知れないという事例も有りうるのです。
正しい歩き方(正しい体の使い方)でウォーキングすることにより、必要なところに筋肉が付き、必要な関節の柔軟性を高めることができます。
まずは、自分の歩き方を自覚する事から始めます。
自分の歩き方の何がダメなのか?
自分の歩き方をどう変えれば良いのか?
これらを知っていくには、今まで意識にも上る事のなかった歩き方を、すべて意識化する事から始めなければなりません。
意識とは、気にかけること。
意識とは、気にかけて変えること。
意識とは、変えることを継続すること。
行動まで結びつかなければ、それは、意識したとは言えないのです。
仕事だってそうです。
「意識はしていたんですが」「気をつけてはいたんですが」「やろうとは思っていたんですが」「頭では理解していたんですが」
つまり、『が』や『だけど』が付いた時点で、何も変えていないと言えるのです。実は、これは仕事の話ではありません。
ウォーキング教室で正しい歩き方を覚えたにも関わらず、実行していない人達の言いぐさなのです。
今まで何百回も何千回も言ってきた『意識してくださいね』『歩いて下さいね』
その意味は、 『行動に移して下さいね』と、将来の体を見据えて言っていることなのです。
まぁ『小姑のように毎回うるさいなぁ』と思われていると思いますが、正しく歩く以上のものがないから言わざるを得ないのです。
これから、本当の正しい歩き方である「もも裏歩き」を学んでいきませんか?
意識することで、100歳まで歩ききる最初の一歩を踏み出すことになります。
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