100歳まで歩ききるための関節を守る正しい歩き方

足のむくみを即効解消する歩き方

足のむくみ解消法
足のむくみを即効解消させる歩き方とは

 足のむくみがひどい事で悩まされている女性は、数多いことでしょう。しかし、一つ大きな原因を知らずにいます。まず、一番大きなむくみの原因を理解した上で歩くことが、足のむくみを解消をさせる上でのキーポイントとなることでしょう。

この記事では、知られざる足のむくみの原因をあきらかにし、解消する正しい歩き方について書いていきます。

足のすねが張るという人は、こちらの記事も御覧ください。

https://momouraaruki.net/sune/

むくみの原因 メカニズム

1,病気が原因の場合 2,細胞浸透圧が原因の場合 3,ポンプ作用の低下が原因の場合

大まかに3つに分類されます。それぞれを少し細かく見ていきましょう

1,病気が原因の場合

 もしかしたら、ただのむくみではなく病気の場合も考えられます。

「心不全」「腎不全」「下肢静脈瘤」「深部静脈血栓症」「子宮筋腫」「肝硬変」「甲状腺機能低下」「蜂窩織炎」「アレルギー性」「遺伝性血管性浮腫」「悪性腫瘍」などがあげられます。

両足がむくむ場合には全身性の疾患、片足がむくむ場合は、局所性の疾患が考えられます。

もしも、浮腫の程度が強く、起床時からむくむようでしたら、一度病院で診察を受けることをおすすめいたします。

2,細胞浸透圧が原因の場合

基本的には塩分と水分の関係になります。体の塩分濃度は体液の0.85%に保たれています。体液とは、細胞の中、細胞の外、血管の中(血漿)に分けられていて、体液の60%は細胞の中にあります。

摂取する塩分が多いと、体の中の塩分濃度を低くしようとして、水の排泄を鈍くさせるのです。すると、体にいつもよりも多くの水が保持され、むくみの原因となります。

反対に、塩分を多く取らなけれな、水の排泄もスムーズになるのです。

マラソン選手やスポーツ選手は、発汗により水とともに多くの塩分を失うため、脱水症になると、足がつるなどの現象を起こしてしまいます。近年の猛暑による熱中症を防ぐために、塩分を摂りましょうという声がけも、体の水分を保持するためのものと言えます。

その他にも、塩分の排出をスムーズにするカリウムやカルシウム、食物繊維、ビタミンEなどは有名です。積極的にこれらを含む食事やサプリも摂るようにしましょう。

3,ポンプ作用の低下が原因の場合

体の体液は、85~90%は静脈、10~15%はリンパ管によって流れ、運ばれていきまが、最終的には静脈に合流しています。ですから、リンパの流れを良くすると言いますが、それよりも大事なのは、静脈の流れと言うことになります。

動脈には心臓という強いポンプが付いていますし、自らも収縮できます。一方、静脈やリンパ管には、自分で収縮することもできませんし、体の末端には、心臓の様な臓器もありません。

行きはよいよい帰りは怖いというのが、人間の循環器とも言えるのです。それを手助けするのは、筋肉の収縮です。ふくらはぎは、第2の心臓と言われる由縁です。

ふくらはぎの筋肉には、足首を動かす筋肉と、足の指を動かす筋肉が付いています。足首と足の指を常に使えれば、足はむくまないという事になります。

つまり、多くの人が悩む足の症状「足のむくみ」「足のだるさ」「足の重み」「足の痛み」「足首のむくみ」「足の甲のむくみ」「足の疲れ」「すねのむくみ」は、静脈とリンパ液を戻す力が弱いということが原因となっているのです。もちろん、強い力でふくらはぎを使ったとしても、一日の中でその回数が少なければ、同じように足がむくむ事になります。

水を多くとっても大丈夫

よく耳にする質問ですが、水を取り過ぎているからむくみが出るのではないか?と心配される方もいることでしょう。特に年配の方は、寝ている間にトイレへ行きたくないと思い、日中の水を制限する人がいます。

心臓や腎臓、肝臓に障害がなければ、水を飲み過ぎたからといって、足がむくむということはないのです。塩分の調節さえ出来ていれば、体重にもよりますが、1日2リットルほど飲んでも問題はありません。

水を飲んで問題はあるのは、冷水を一気に飲むことで、体温が下がり体が冷えてしまうことです。そうなると、全身の代謝がわるくなるので、むくむ場合もあります。

ですから、こまめに常温に近い水を多めに取ることが、理想です。常時、体に最適な水分量でいるということは、細胞に必要なミネラルが補充されているため、新陳代謝や、体温を保つ働きもあります。

第4の原因こそ、ひどいむくみの本質

これまでに、3つの足がむくむ原因をお伝えしてきました。が、むくみの本質とも言える第4の原因があるのをご存知でしょうか?

それは、鼠径部の圧迫です。鼠径部に何があるのかを伝えなくてはなります。下記の図を御覧ください。

足がむくむ原因 鼠径部の血管
足がむくむ人の原因は鼠径部の静脈にあった

  これは、鼠径部の解剖図です。この鼠径部には「大腿動脈」「大腿静脈」「鼠径リンパ節」と、足につながる大切で大きな血管とリンパ管が存在するのです。そして、その3つの管は前後を筋肉によって挟まれているのです。

裏側が恥骨筋、長内転筋、腸腰筋。表側は大腿四頭筋、縫工筋という筋肉で前後を覆われているのです。

挟まれ放題の位置に、足の血流を本管が所狭しと並んでいるのです。もしも、前後の筋肉が固くなれば、心臓へ戻ろうとする静脈を圧迫しているので、足のむくみが発生するのです。

これらの筋肉を柔らかく保つことが、足のむくみの元から解消するためのポイントとなってきます。

むくみを即効解消する歩き方

鼠径部の周りで固くなる筋肉は、股関節の前側にある筋肉と、股関節の内側にある筋肉です。前側内側の筋肉を常に柔らかく保つのに最適なのが、日常の歩き方を変えることです。それには、一歩一歩を変える必要があります。

股関節の前側(足の付根)が伸ばさなければならないのです。正確に言うと、伸びを感じながら歩くことです。そのためにはどうしたら良いのかというと、体より後ろへ足を運ぶことです。そうすることで股関節の伸びを感じられます。それが、足を前に出すのではなく、後ろへ運ぶもも裏歩きウォーキングなのです。

もしも、感じられない時には、骨盤が股関節と一緒に倒れながら付いてきてしまっているのです。骨盤を立てたままにしておく必要があります。骨盤が立つという意味がわかるための記事はこちらをブログを御覧ください。

https://momouraaruki.net/kotsuban/

まずは、体より足を後ろへ運ぶ意識をしてください。特に、デスクワークで固まった股関節周りの筋肉を、仕事帰りにウォーキングで少し長めに歩くことで、解消することをお勧めします。

この記事のまとめ

・朝からの強いむくみは、病気の可能性もある

・塩分が多いと、体で水を保持しようとする

・塩分の排出を促す栄養素もある

・余分な体液は静脈で運ばれる

・静脈は自分で収縮できないので、筋肉の力が必要

・水をたくさん飲むからといって、足がむくむわけではない

・鼠径部で、静脈が圧迫されると足がむくむ

・股関節の前と内側の筋肉を柔らかく保つと、むくみが解消される

・足のむくみを出さなくする方法は、もも裏歩きをすること

 

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1 個のコメント

  • いつも情報、ありがとうございます。
    相変わらず膝周り、膝下外側が痛みます。
    座ってから立つ時、布団から立ち上がる時が強く痛み、凹みそうです。。。
    このままで大丈夫ですか?

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    ABOUT US

    高木広人
    一般社団法人 もも裏歩きウォーキング協会 代表
    はじめまして。 【もも裏歩きウォーキング協会】代表の高木広人(タカギ ヒロヒト)と申します。1977年3月10日生まれ 北海道出身 AB型 東京在住 既婚 柔道整復師 整体師 ウォーキングトレーナー  治療歴24年 延べ12万人以上を施術 尊敬する医師の元で整形外科学を140時間以上受講 自らの開発した整体「骨格治療整体」を商標登録 29歳の時に東京都江東区にて、「金の指銀の指」を開業 著書「1日2分もも裏歩きでひざの痛みがたちまち消えた」