100歳まで歩ききるための関節を守る正しい歩き方

正しい歩き方とは?【膝裏を引く】

もも裏歩きウォーキング 膝裏を後ろへ運ぶ

 

初動は、お尻であると言う話は、ブログでも紹介しました。

正しい歩き方とは?【初動がお尻】

 

これがまた、お尻さえ動かせば、後ろへの歩幅が広がるのかと思いきや、そうではありません。

 

ショートではなくロングに後ろ歩幅を出したいのです。

お尻はあくまでも、股関節を後ろへ引く初めの動きとして、使うのです。

お尻からもも裏の筋肉へと引き継ぐ必要があります。

 

どういう風に意識すればいいのか?

膝裏を後ろへ引いてくる意識です。

もも裏の筋肉をハムストリングと呼びます。

・半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋

この3つを合わせてそう呼ぶのです。

大事なのは、半膜様筋、半腱様筋。

この2つの筋肉は、脛骨(スネの骨)の内側にくっついています。

 

本来なら、誰のもも裏でも、内側で二重になって存在するはずの太く強い筋肉が、皆さん、足を後ろに引かないので、細く弱い筋肉になってしまっているのです。

 

弱ければ当然、股関節を後ろに引く力も弱くなってしまいます。筋肉は太さ=強さ。

ある程度太くなるまでは、自分が思っている後ろ歩幅と、実際の後ろ歩幅にギャップがあるのです。

 

毎日毎日、強く引くことで、勝手に鍛えられます。

 

使わなければ、筋肉も固くなり、その結果、

完全に伸びない膝が出来上がってしまう事にもなるのです。

仰向けで寝て、膝裏が浮きませんか?

一般的にO脚の人は、もも裏内側の半腱様筋、半膜様筋が縮みやすく、

X脚の人は、もも裏外側の大腿二頭筋が縮みやすいです。

膝裏で縮んだ筋肉により、膝の捻じれ方も変わってきます。

 

膝が完全に伸びない人は、ハムストリングを使えていないという証拠なのです。

そればかりではなく、膝を中央の良い位置に保てなくなるので、膝に捻じれがでる原因となります。

 

もも裏の筋肉が、膝にどれだけ重要なのかが、分かってもらえると思います。
ですから、もも前の筋肉(大腿四頭筋)をいくら鍛えても、膝は良くならないし、変形も進んでしまうし、捻じれも治らないということなのです。

もも裏の意識をももの上の方ではなく、

もっと膝裏くらい下のもも裏を意識してもらえれば、感覚がつかみやすいと思います。

是非、ウォーキングの際に、試してください。

そうすれば、お尻の筋肉だけで終わらず、もも裏も固く力が入って、

体より後ろへ歩幅が広がるのを感じてもらえると思います。

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ABOUT US

高木広人
一般社団法人 もも裏歩きウォーキング協会 代表
はじめまして。 【もも裏歩きウォーキング協会】代表の高木広人(タカギ ヒロヒト)と申します。1977年3月10日生まれ 北海道出身 AB型 東京在住 既婚 柔道整復師 整体師 ウォーキングトレーナー  治療歴24年 延べ12万人以上を施術 尊敬する医師の元で整形外科学を140時間以上受講 自らの開発した整体「骨格治療整体」を商標登録 29歳の時に東京都江東区にて、「金の指銀の指」を開業 著書「1日2分もも裏歩きでひざの痛みがたちまち消えた」