初動は、お尻であると言う話は、ブログでも紹介しました。
これがまた、お尻さえ動かせば、後ろへの歩幅が広がるのかと思いきや、そうではありません。
ショートではなくロングに後ろ歩幅を出したいのです。
お尻はあくまでも、股関節を後ろへ引く初めの動きとして、使うのです。
お尻からもも裏の筋肉へと引き継ぐ必要があります。
どういう風に意識すればいいのか?
膝裏を後ろへ引いてくる意識です。
もも裏の筋肉をハムストリングと呼びます。
・半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋
この3つを合わせてそう呼ぶのです。
大事なのは、半膜様筋、半腱様筋。
この2つの筋肉は、脛骨(スネの骨)の内側にくっついています。
本来なら、誰のもも裏でも、内側で二重になって存在するはずの太く強い筋肉が、皆さん、足を後ろに引かないので、細く弱い筋肉になってしまっているのです。
弱ければ当然、股関節を後ろに引く力も弱くなってしまいます。筋肉は太さ=強さ。
ある程度太くなるまでは、自分が思っている後ろ歩幅と、実際の後ろ歩幅にギャップがあるのです。
毎日毎日、強く引くことで、勝手に鍛えられます。
使わなければ、筋肉も固くなり、その結果、
完全に伸びない膝が出来上がってしまう事にもなるのです。
仰向けで寝て、膝裏が浮きませんか?
一般的にO脚の人は、もも裏内側の半腱様筋、半膜様筋が縮みやすく、
X脚の人は、もも裏外側の大腿二頭筋が縮みやすいです。
膝裏で縮んだ筋肉により、膝の捻じれ方も変わってきます。
膝が完全に伸びない人は、ハムストリングを使えていないという証拠なのです。
そればかりではなく、膝を中央の良い位置に保てなくなるので、膝に捻じれがでる原因となります。
もも裏の意識をももの上の方ではなく、
もっと膝裏くらい下のもも裏を意識してもらえれば、感覚がつかみやすいと思います。
是非、ウォーキングの際に、試してください。
そうすれば、お尻の筋肉だけで終わらず、もも裏も固く力が入って、
体より後ろへ歩幅が広がるのを感じてもらえると思います。
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