今までのブログで、姿勢の事があらかた分かって頂けたと思います。
正しい姿勢、立ち方のブログはこちらです。
さぁ、歩く準備である正しい姿勢は整いました。
では、歩き始めてみましょう。
まずは、初動を意識してもらいたいです。
初動とは、最初に動く所です。
一般的に間違ったな歩き方である「足を前に出して歩く」時には、ももの前の筋肉が初動です。
ももの前の筋肉を使い、右、左と、左右交互に足を前に出します。
一方、正しい歩き方である【もも裏歩き】は、お尻が初動です。
お尻の筋肉を使い、股関節の付け根から足を後ろに送るのです。
しかしながら、かかとに重心があり、下腹部の締めが抜けていると、お尻の筋肉には反応しません。
下腹部は、お尻の筋肉が動く時の支点になっているのです。
・シーソーの真ん中・釘抜きの曲がっている所・ハサミの真ん中
それらの支点と同じ場所が、人体の下腹部なのです。
だから、今まで姿勢姿勢と口酸っぱく言ってきたのです。
お尻の筋肉に反応させなければ、股関節が体より後ろに、動かないからだったのです。
それらを理解したら、片足に全体重を乗せて、その足を後ろに引いて下さい。
お尻を触りながら行って下さい。
キュッとお尻の筋肉が反応しましたか?
頭の中で、「お尻、お尻、お尻」と、一歩一歩、足を後ろに引くたびに、ウォーキングに行くたびに唱えて下さい。それか、「キュッ、キュッ、キュッ」と、唱えてもいいかもしれません。
股関節の固まっている人は、体より足が後ろへ、少しだけしか動かず、後ろへの歩幅が少ないかもしれません。お尻の筋肉を何十年も使っていなかった人は、お尻の筋肉が弱っているので、力を入れたつもりでも、少ししか固くならないかもしれません。
その少しの反応を感じて下さい。
お尻に反応しない人は、私の著書の冒頭にも書いてあった壁押しの運動をして、使い方を忘れてしまったお尻の筋肉に、「こう使うんだよ」と思い出させて下さい。
お尻は、必ず反応するようになります。お尻が反応すれば、もも裏の筋肉も反応しています。
とにかく、もも前ではなく、お尻を初動にする癖をつけるのです。
これが、正しい姿勢を作れるようになって、正しく歩き始めるための第一歩です。
ウォーキングにでかけた時には、お尻から。家でトイレに行く時もお尻から。階段を上がるときもお尻から。イスから立ち上がるときもお尻からなのです。
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